【マルウェア事件簿】:CPU使用率が100%になる問題

<img src="http://members.jcom.home.ne.jp/aisora2a/20081109Buster.gif">

週刊新潮からの引用。
陸自OBの神浦元彰氏によると、陸海空の各自衛隊を評する造語がある由。
陸自は「用意周到・動脈硬化」万事に慎重ゆえ、硬直した思考に陥りがち。
海自は「伝統墨守・唯我独尊」世間の常識から、遊離しがち。
空自は「勇猛果敢・支離滅裂」勇敢だが、まとまりがない。

さて、トレンドマイクロ社のウィルスバスターを私が評すると、
羊頭狗肉・張子の虎」実戦になると見かけ倒しだった鎮遠定遠のごとく。

2005年4月23日(土)午前7時30分頃、Windows XPをアップデートで最新に
していたユーザーのPCが突然フリーズしました。

個人利用者のみならず、JR東日本大阪市営地下鉄朝日新聞社共同通信
社などのコンピュータが軒並み処理できずに停止しました。

ウイルスバスターが全世界に配布したウイルスパターンファイル(ウィルス定
義ファイル)に不具合があり、更新するとCPU使用率が100%に達してフリーズ
し、コンピュータの処理が停止してしまうトラブルが発生しました。
原因は配布前にパターンファイルの充分な検証テストが実施されていなかっ
たと社長が謝罪会見で明らかにしました。

当時、ウイルスバスターは、Windows OSが新しくなる度に障害が生じ、
頻繁に修正ファイルを配布していました。このあたりがヒヤリハットでした。

当時、興味深かったのは、ウイルスバスターは国産のウィルス対策ソフトと
勘違いした不勉強なマスゴミの記者たちが多くいて、やっと会見に現れた社
長が中国人なので驚きの声が上がったことでした。

代表取締役会長、取締役社長 (CEO) いずれも米国国籍 台湾人。

【教訓】
ウイルスバスターの品質及び製品への信頼性がなくなりました。
 
 その後もパターンファイルの障害は再発生していますが、すぐに修正
ファイルが配布されるので当時のようなPCが軒並み起動しないという
ような大規模な事件にはなっていません。
 ちなみに私のオフィスでは、ウイルスバスター コーポーレートエディ
ションを導入しています。orz ○| ̄|_
<a href="http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/04/23/7414.html">
<b>ウイルスバスター、パターンファイル更新でCPU使用率100%になる
トラブル </b></a>