この世とあの世を ひそやかにつなぐあの舟
「いつのまにか死ぬ」という響き
は、「飛べない鳥と飛ばない鳥」
の歌詞。
♪〜あなた飛べない鳥で
空の高さがこわい
ぼくは飛ばない鳥で
自分の翼も見ない
いつのまにか死ぬ
それがこわくて…
交通事故の後遺症で休職中に
くも膜下出血で職場で一番仲の良
かったK君。
最後の見舞い訪問には間に合った
けど、容体を考慮し挨拶だけで
何も会話のできなかった賢妻を
紹介してくれたMさん。
大学の恩師で卒業できたのも
職にありついたのも
仲人をしていただいたのも
T先生。
身近で大切だったヒトたち。
この世から「名前のない舟」で
向こうへ渡っていったヒトたち。