★Security Alert:ポリモーフィック型ウィルス発見率

<img src="http://members.jcom.home.ne.jp/aisora2a/Devil_reads.gif">
<img src="http://members.jcom.home.ne.jp/aisora2a/polymorphic20070228.gif">
▲AV-Comparatives.org「Anti-Virus Comparative No.13」の結果

palm84さんの日記で、ウィルスバスター使用中に、ウィルスメールがすり
抜けるとのことでしたが、以前よりウィルスバスターはポリモーフィック
型ウィルスの対応に弱いのではという疑念がありました。
この理由は、新種の流行ウィルスが発生する都度、解析情報を各ウィルス
対策ソフトメーカーサイトで調べると、trendmicro社は他社に比べてあま
りにも亜種としての個別情報が多いためです。

ポリモーフィック型ウィルスとは、感染する都度ウイルス自体のコードを
ランダムに変更し、形を変え、次から次へと新たな変種となって亜種と呼
ばれるウイルスを産み出して行くので、ウィルス定義ファイルによるマッ
チングでは間に合わず、ウィルスメールがウィルス対策ソフトの検出をす
り抜ける現象が起き、いつまでも長い期間、ネットの世界に蔓延します。

現在、流行し蔓延中のウィルスは、毎月、独立行政法人 情報処理推進機構
セキュリティセンター(IPA/ISEC)より発表される「コンピュータウイルス
不正アクセスの届出状況」を読めば、Netskyを始め、すべてポリモーフ
ィック型ウィルスです。
<a href="http://www.ipa.go.jp/security/txt/list.html">
<b>コンピュータウイルスの届出状況(IPA/ISEC)
</b></A>

このようなわけで、ポリモーフィック型ウィルスに対する発見率はウィルス
対策ソフト選びでは重要な目安になります。
ちなみにAV-Comparatives.orgの「Anti-Virus Comparative No.13」結果では
第一位はSymantecの「Norton AntiVirus」でした。(上図参照)

【追記】
<a href="http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20342509,00.htm">
<b>「Vistaを守れなかったMSアンチウイルスソフト」:Virus Bulletin調査
</b></A>
▲15製品のうち「Microsoft Live OneCare 1.5」
McAfee VirusScan Enterprise version 8.1i」
「Norman VirusControl v5.90」はウイルスすべてを検出することは
できなかった。「G DATA AntiVirusKit 2007 v17.0.6353」は一律に
ウイルスを検出していたが、偽陽性を含んでいた。