【マルウェア事件簿】:BadtransBから始まった(1)

<img src="http://members.jcom.home.ne.jp/aisora2a/j0223795.gif">
最初のメールによるウィルス感染蔓延は、
2001年11月に流行った「BadtransB」というトロイの木馬型のワームでした。

昼間、英国MessageLabsのサイトで、急増しているのは知っていましたが、
その増殖の速さは予想を超えていました。

当夜にはメーリングリスト(ML)の中で、感染者が現れたので、急ぎ、
管理者及びメンバー宛に

・ネットの接続中止
・感染の有無を確認するためのウィルスScanの実施
・対策方法
・流行ウィルスなので、すぐにウィルス対策ソフトのメーカーのサイトで、
 ワクチン(駆除プログラム)が公開されること、
・対応方法が不明の方は私宛の電話番号

を記入して、メール連絡しましたが、管理者がウィルス対策ソフトを未導入、
こちらの意図がまったくわからないので、MLをすぐに停止しなかっため、
さらに感染者を増やすことになりました。

当時はISPによるメールウィルスチェックサービスがなかったことも、
感染爆発に拍車がかかりました。

まだ、メールウィルスが主流の時代でした。
私がホームページで初心者向けの啓発ページを作るきっかけになりました。

<a href="http://www.trendmicro.co.jp/badtrans/">
<b>バッドトランスB対策Web:トレンドマイクロ
</b></a>